「司法書士に聞いてみよう!」第1話 遺言が出てきたぞ

日本司法書士会連合会の2018年版広報動画「司法書士に聞いてみよう!」第1話「遺言が出てきたぞ」を紹介します。

Aくん「大変だー」
A「おやじの遺品を整理していたら、遺言書が出てきたぞ・・!」
A「どうしよう・・・」
A「なにをすればいいのか、さっぱりわからない・・」
A「こんな時は司法書士に相談だ!」

司法書士の事務所に行きました
司法書士「ふーむ」
A「・・・というわけで、中身も確認せずに持ってきたのですが・・」
司法書士「なるほど。これは確かに遺言書。なので、封を開けなかったのは正解ですよ」
司法書士「もし、勝手に開けていたら5万円以下の過料に処されていたかもしれません」
A「えっ、あ、危なかった・・」
司法書士「それでは手順に従い手続きを進めてまいりましょう」
A「お願いします」

司法書士「まずは家庭裁判所に行き、検認手続きというものを受けましょう」
司法書士「この検認手続きの過程で初めて遺言書の開封が行われ、遺言の内容が明らかになります」

家庭裁判所で遺言書を開封、検認を受けた後の遺言書を見て、

司法書士「全財産を、長男 山田一郎に全財産を相続・・と、」
司法書士「財産目録を見ると、今回の場合、全財産にあたるのは銀行の預金と不動産ですね」

司法書士「それでは、次に銀行窓口で名義変更の手続きへ、そして、不動産の名義変更をすると、この遺言に関する手続きは完了です!」

おやじさんの預金を解約し、Aくん名義に入金した銀行の通帳と、不動産(土地建物)の登記識別情報(※)を手にして
A「ふう、良かった。助かりました。」
A「やっぱり司法書士に頼んで正解だったなぁ」

みなさまもお困りの際は、ぜひ、司法書士に」


(※)


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