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●小冊子/これだけは知っておきたい、相続のポイント/日本司法書士会連合会
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 はじめに

日本司法書士会連合会  遺産の配分をめぐっての肉親同士のもめごとに頭を悩ませているといった訴えなど、相続の問題は、昔からさまざまな形で取りあげられてきました。
こういった問題にテレビや新聞を通して触れるとき、「なーに、相続でごたごたするなんて、お金持ちの贅沢な悩みだ」と、無関心ばかりでいられるでしょうか。
 今日、私たちを取り巻く状況は急激に変わりました。好景気であったいわゆる「バブル」の頃に土地の価格は急騰し、その結果土地・家屋の資産価格が高まりました。
これが人々に土地家屋は重要な「資産」として認識されることになりました。
「バブル」が崩壊した今日でも、その価格が高水準で推移している状況が、大都市のわずかな敷地の家屋敷や商店、あるいは都会では家が建てられなくなったため田舎の田畑に、人々の関心が寄せられている理由ともいえましょう。
つまり、今日の相続問題は、ごくふつうの人たちの切実な問題であるのです。ここに現代の相続の複雑さがあります。
都会の猫の額のような土地の相続をめぐって兄弟が争ったり、これまで実家の農地に関心を払わなかった兄弟たちが分割を要求したり・・・。
まさに相続は古くて、しかも新しい、時のテーマなのです。
 この小冊子では、最低限度身につけておきたい相続の基本知識を紹介しながら、一歩踏み込んで、実際にどんなことが相続では問題になるのかを取りあげ、その解決のヒントを示してみました。
もちろん相続には様々なケースがありますから、一概に論ずることはできません。
また、相続問題の解決で肝心なのは、相続権を持つ者同士が納得の行く話し合いをすることで、これに勝るものはありません。この小冊子が皆さま方の将来に備えた、一つのより所になればと、心より願っております。

 目 次

はじめに
キチッと把握しておきたい、相続の基本
遺言
相続における意外な盲点
予期せぬ相続人が現れた
相続人が行方不明。どうしたら?
同時死亡したときの相続は?
相続放棄という手段
こんな人間は相続できない
寄与分と特別縁故者
生前の贈与――特別受益者とは
相続人が未成年のとき
農地相続の問題点
養子縁組と相続
墓地も相続財産?
不動産を相続したら、まず登記
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